各施設の概要
宮城東部衛生処理組合には、ごみ焼却施設、粗大ごみ処理施設、資源物分別施設及びごみ埋立施設の4つの施設があり、日常生活から生じる廃棄物を適正に処理し住み良い生活環境の保全と公衆衛生向上を図っております。


ごみ焼却施設

この焼却施設は、平成4年度から三ヶ年継続事業で建設工事に着工し、平成7年2月28日竣工したものです。
本施設は、1日(24時間)で180トン(90トン×2炉)の処理能力を有する全連続燃焼式焼却炉で公害防止に万全を期するとともに、中央集中制御方式を採用し操作、運転の効率を図っています。
粗大ごみ処理施設

粗大ごみ処理施設は、昭和57年4月から稼働し、1日(5時間)で30トンの処理能力を有する施設です。
この施設は、粗大ごみを破砕機にて粉々にして、自動的に可燃物、不燃物、磁性物の3つに分けられ、可燃物は焼却施設へ、不燃物は埋立地へ、磁性物はリサイクルされます。
資源物分別施設

資源物分別施設は、ビン・缶を選別する資源物選別棟をはじめ、ペットボトル減容機およびプラスチック圧縮梱包施設の3つの施設があります。
一つ目の資源物選別棟は、平成2年6月から稼働し、缶についてはスチール缶とアルミ缶を選別し、ビンについては、無色、茶色、その他の色の3種類に色分けし、1時間に最大7トンの処理能力を有しています。
また、二つ目のペットボトル減容機は、1時間で300キロの処理能力を有し、三つ目のプラスチック圧縮梱包施設は、1時間で2トンの処理能力を有しています。
ごみ埋立施設

ごみ埋立施設は、焼却施設からの焼却灰、粗大ごみ処理施設からの破砕不燃物や組合管内(多賀城市、七ヶ浜町、利府町、松島町)で発生した不燃ごみを埋め立てています。
埋立地内から出る浸出水が地下水を汚染しないように埋立地内全面にしゃ水シート(2重)を張った構造とするとともに、浸出水処理施設は、最新の処理方法により有害物の除去を行い、放流する河川の水質保全を図っています。